アマゾンジャパン(東京・目黒)は26日、有料の映像配信を始めた。映画やテレビドラマ、アニメなど2万6千本以上の作品をそろえた。同社のタブレット(多機能携帯端末)やパソコンで視聴できる。料金はレンタルで1本100円、作品を取り込める買い切りで同1千円から。
日本では米グーグルの日本法人(東京・港)が10月末から国内外のテレビ番組の有料配信を開始。米アップルの日本法人(同)も自社サイトで映像のほか電子書籍や音楽、ゲームも配信済みで、コンテンツ配信を巡って米大手ネットサービス3社の視聴者の囲い込みが激しくなっている。
サービス名は「アマゾン・インスタント・ビデオ」。東宝や松竹、ワーナー・ブラザーズ、20世紀フォックスなどの国内外の映画会社、国内テレビ局では民放キー局とNHKの作品を配信する。「HD」と呼ぶ高精細な作品が1万本を占める。
レンタルは借りてから30日以内に視聴を始める必要があり、視聴できる期間は最長で2日。グーグルの映像配信はレンタルのみ。料金は100~300円で、視聴期間は最長3日。
アマゾンは昨秋から電子書籍や音楽、ゲームを配信していた。
元ネタ 日本経済新聞