ベストセラー『舌の上の中国』のパロディ?!  『舌の上の毒』が登場

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 中央電視台で2012年5月から放送され、大人気を博したテレビ番組『舌尖上的中国(舌の上の中国)』。中国各地の地方色豊かな食文化を美しいドキュメンタリー映像で紹介する番組です。食文化を通じて、全国の視聴者の郷土愛や愛国心に訴える内容が感動を呼び、深夜枠の放送にもかかわらず大ヒットしました。番組の内容はレシピつきの同名の書籍(光明日報出版社)として出版されベストセラーとなり、ますますブームが広がっています。
 
この『舌の上の中国』を意識したのかどうか?は定かではありませんが、先ごろ出版されたのが『舌尖上的毒——酷農解密食品安全(舌の上の毒——農民が食品の安全を暴く)』(曹永勝、中国人民大学出版社)。こちらは、日本でも話題になることの多い中国の「食品安全問題」をテーマにしたルポルタージュです。
舌尖上的毒この本の主人公は、孫煥平さんという江蘇省出身の農民。彼はある豆腐工場で働くうちに、有毒食品の製造過程と、その利益が生み出されるルートを知ることに。2009年4月、彼は「食品安全法」普及・宣伝のため、一台のトラックに仲間たちと乗り込み、国内29の省市自治区を7ヶ月かけて踏破。孫煥平さんは中央電視台が選ぶ2011年の「感動人物」にも選ばれ、一躍有名に。本書には、豆腐やポップコーン、乳製品、水産食品をはじめ、孫さんが知った有毒食品の実態や、国内を巡った「食品安全法キャンペーン」での出来事などが書かれています。
この『舌の上の毒』。こちらも多くの人に読まれ、孫さんの努力が功を奏して、中国の美味しい食べ物を安心して味わえるようになってほしいですね。

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